本作「ボーダウォールRPG」は、イラストSNSサイト「pixiv」にて、「オリジナルのファンタジージャンルを盛り上げる」という概要にて展開されている、arohaJ氏によるユーザー企画「pixivファンタジア」の第五弾「pixivファンタジアV」に沿った物語展開をしていくRPGゲームです。
2011年1月27日に開催された第五弾目の「pixivファンタジアV」では、ガルガディア帝国皇帝・ガルディノス賢帝の号令により、エデリオン大陸を舞台に「ガルガディア」「トライガルド」「ザイランス」の三大勢力による戦争が始まります。
三大勢力のうち「ガルガディア」に属し、活躍した移動要塞ギルド「ボーダウォール魔城騎士団」。
本作の舞台はこの「ボーダウォール魔城騎士団」となります。
このRPGゲームでも、pixiv上の企画と同様に三大勢力による戦争が始まりますが、「pixivファンタジアV」本編とは異なるIFストーリーを展開していきます。
戦いの記録によっては、pixiv上とは全く異なる結末や展開になることも。
登場キャラクターはいずれも「pixivファンタジアV」本編にて登場・活躍したキャラクターたち。
ゲーム中で、プレイヤーキャラクター（主人公の仲間として戦闘に加入できるキャラクター）と会話・交流を深めていくことで、大筋となるメインシナリオをクリアした後に、キャラクターの個人のエンディング（キャラクターエンディング）を見ることもできます。
本作の主人公は、兵士として「ボーダウォール魔城騎士団」に入隊した新人です。
ボーダウォールの団員とともに、成長したりお話を紡いでいく「プレイヤー自身」となります。
主人公は性別（男・女）の変更が可能で、ともに専用グラフィックが用意されています。
性別の選択がキャラクターの個人エンディングにかかわることも。
主人公は名前の変更が可能です（デフォルトネームは男女ともに「ピイエフ」）。
「pixivファンタジアV」に登場するガルガディア帝国所属の架空の騎士団。
クレスカ長官が率いり、騎士団名と同じ「ボーダウォール」と名付けられた巨大移動要塞を要とする。
移動要塞は通称「魔城」と呼ばれて、名を轟かせている。
魔城は移動手段、前線基地として一時的に身を寄せる人など、様々な人に解放されている。
pixivファンタジアV本編中に温泉が出来たり銘菓の饅頭が出来たり大改造されまくった。
このゲームでは、作中の舞台であると同時に、様々なキャラクターの「居場所」となっている。
魔城の「鍵」を所持する、ボーダウォール魔城騎士団の主。
騎士団を総括する上で自らも前線に立つ女傑。
熟考の末たたき出す作戦はいつもと同じ。
主人公はじめとした、団員たちの道標のような女性である。
ピクファン絶壁としてはあまりにも有名。
ゲーム中の大筋となるストーリーは、「第一章」「第二章」「第三章」「最終章」の４つで構成されています。
クレスカ長官から受注できる「メインミッション」を引き受けることで、「トライガルド」「ザイランス」の兵士たちとの戦闘に赴くことになります。中には、「トライガルド」と戦うか、「ザイランス」と戦うかを選べる「章」も存在します。
「メインミッション」をクリアすることで、ストーリーとチャプターが進行します。
「メインミッション」「フリーミッション」をこなすことで得られる「戦果値」によって、戦争自体の勝敗とストーリーに影響が出ます。
また、ストーリーの合間に国や人々から与えられる「フリーミッション」、プレイヤーキャラクターからの依頼「サブミッション」を受けることが出来ます。（受注については下記参照）
※「メインミッション」「フリーミッション」「サブミッション」のいずれかを引き受けているときは、他のミッションを引き受けることは出来ません。
特定のタイミングで、「閑話」というプレイヤーキャラクターと主人公が会話できる場が用意されています。
①メインミッションは、屋上・長官室にいる「クレスカ長官」に話しかけることで引き受けることが出来ます。
②フリーミッションは、魔城１階・受付にいる「アスラン老師」に話しかけることで引き受けることが出来ます。
③サブミッションは、魔城１階・受付にいる「シェリー秘書」に話しかけることで引き受けることが出来ます。
長官室と魔城１階を行き来できるワープポイントが設置されています。有効活用してみましょう。
チャプター終了後に、キャラクターと会話できる「閑話」というイベントが発生します。
選択肢が表示され、誰と話すかを選ぶことが出来ます。
誰を選ぶかによって、メインシナリオの内容に変動をきたすことはありませんが、キャラクターと仲良くなればメインシナリオ後に「キャラクターエンディング」が発生することもあります。
キャラクターエンディングは、１キャラクターにつき最大３つ用意されています（複数キャラクター共通のエンディングもあります。「キャラクターエンディング」が存在しないキャラクターもいます）。
キャラクターイベントの中ではイベントCGが発生したり、そのイベントでしか手に入らない武器や装飾品もあります。
気になっているキャラクターがいれば積極的にアプローチをしてみましょう。
特定の条件を満たさねば「閑話」が発生させられないキャラクターもいます。
攻略条件はキャラクターによって様々です。
「閑話」だけではなく、戦闘やサブミッションに依存したり、主人公の性別によって左右されるキャラクターエンディングも存在します。
「閑話」でお目当てのキャラクターを選択しても、留守にしていたり会えなければ、それは攻略をし損ねたという意味になります。
セーブは長官にメインミッションの報告する前に、こまめに、かつ別ファイルごとにつけるのがおすすめ。
ゲーム中、誰と最も親しい仲になっているか、という情報は、魔城２階の図書室にいる「モーヴィン」に聞くとなんとなく答えてくれます。なんとなく。
ボーダウォールRPGの中では様々なキャラクターが登場します。
プレイヤーキャラクターはもちろん、ミッション発注キャラクターや、ショップにいるキャラクター、模擬戦の相手も、魔城にいらしているお客様たちも、話しかけると思い思いのことを喋ってくれます。
みかけないキャラクターがいれば話しかけてみたり、ミッションの合間にいろんなキャラクターに話しかけてみるのもおすすめです。
ミッションの最中には、「トライガルド」「ザイランス」の両国より個性豊かな「ボスキャラクター」が登場します。
戦闘の前に会話イベントが発生し、主人公たちの行く手を阻みます。
マップ上で登場する「ボスキャラクター」は負けてしまっても規定回数のやり直しが可能ですが、だからといって負けていいというわけではなく、ミッションのクリアにかかわってしまうことも。
ミッションクリアの条件に必須の「ボスキャラクター」も存在すれば、ミッションクリアに関わらない回避が可能な「ボスキャラクター」も存在します。
また、特定の「ボスキャラクター」に対し、特定のプレイヤーキャラクターをパーティメンバーに入れていると、個別の特殊会話が発生するとか…？
それぞれの「章」ごとの節目には、「ラストボスキャラクター」が登場。
「ボスキャラクター」と異なり、戦闘はやり直すことは出来ません。彼らを倒したか倒せなかったかによって戦果値は大きく異なります。
「ラストボスキャラクター」は、選らんだ対戦国によって変化します。
戦いの前に、パーティに入れているプレイヤーキャラクターが喝入れしてくれたり、仲間同士の会話、ラストボスキャラクターに向かって喋りかけることも。